アフターピル

アフターピルとは

モーニングアフターピル「避妊をしたが失敗したとき」「避妊できなかったとき」に飲む緊急避妊薬です。低用量ピルと異なり、適切な方法でかつ「3日(72時間)以内」に飲むことで、98%の確率で避妊に成功すると言われています。飲むタイミングが早いほど成功率は高くなるため、1日(24時間)以内に飲むことが望ましいです。
3日以上経過すればするほど、避妊の成功率は下がってしまいます。少しでも不安な方は速やかに医師へ相談することを推奨いたします。

こんな時には、できるだけ早くご相談ください

  • 性行為の途中でコンドームが外れてしまった
  • コンドームが破けてしまった
  • 途中からコンドームを着けた
  • 妊娠を望んでいないのに避妊に失敗した
  • 避妊してくれると思ったが、してもらえなかった
  • 低用量ピルを飲み忘れてしまった

性行為をしてから3日以内、できれば1日以内に飲むことで、高い効果が期待できます。

当院で処方しているモーニングアフターピル

レボノルゲストレル錠※ノルレボ錠のジェネリックです

最近ノルレボ錠のジェネリック医薬品として発売された、新しい薬です。
ノルレボ錠と同程度の避妊効果を持ち、服用頻度は一度だけです。
また、副作用は比較的少ないと言われています。

ヤッペ法(プラノバール錠)

ヤッペ法とは、プラノバール錠1回2錠を12時間以内に、2回飲んでいただく方法です。
レボノルゲストレル錠と比べて吐き気が現れやすく、吐いてしまうと薬の効果が得られなくなってしまいます。

例えばPM12時に1回目の服用を行った場合、AM0時までに2回目の内服を行う必要があります。

注意点

アフターピルはあくまで、避妊に失敗したときに服用する緊急避妊薬です。一度飲むとホルモンバランスが急激に乱れるため、何度も飲み続けることはできません。
勝手に「飲めば大丈夫でしょ」と判断して、避妊せずに性行為をすることは禁物です。短い期間に何度も飲んでしまうと、十分な避妊効果が得られない恐れがあります。
また、アフターピルを飲む前後に、お酒を飲むことはに避けましょう。お酒を飲んでしまうと、強い副作用が現れたり、アフターピルに含まれる成分が排出されてしまったりするため、十分な避妊効果が得られなくなる可能性があります。

アフターピルの副作用

モーニングアフターピルの副作用吐き気が起こりやすいため、食後の服用を推奨しております。

アフターピルの避妊効果

ピルを飲む女性きちんと用量・用法を守って飲んだ場合でも、避妊に100%成功できるとは限りません。WHOによりますと、アフターピルは性行為をした時から3日以内に、かつ用量・用法を守って服用することで、ノルレボ法で98%ヤッペ法で約60%の避妊効果が得られると報告されています。

できるだけ早い服用で高い効果

診察室性行為をしてからすぐにモーニングアフターピルを飲むほど、高い避妊成功率が得られると言われています。飲むタイミングは「性行為をした時から3日以内」とよく言われていますが、1日以内に服用すると、3日以内に服用した場合よりも高い避妊成功率を得ることができます。
とはいえ、性行為をしてから3日以上経過してしまった場合でも、モーニングアフターピルを飲んで避妊効果を得ることは可能です。性行為をしてから3日以内に飲んだ場合と比べると避妊成功率は落ちてしまいますが、ある程度の効果は得られます。
お悩みの方はぜひ当院まで、お気軽に受診してください。