女性泌尿器科

女性の泌尿器とは

女性の泌尿器

女性はもともと体の構造上、頻尿、尿漏れ、膀胱炎などの泌尿器系の疾患にかかりやすくなっています。特に頻尿の場合は「年のせい」と思って放っておいてしまう方が少なくありません。しかし、何らかの疾患が隠れているケースもあるため、放置は禁物です。
また、泌尿器系の疾患を治さずに過ごすと、腎臓に負担がかかりやすくなります。
症状に心当たりがありましたら、気兼ねなくご相談ください。

ペッサリー療法

ペッサリー療法

リングペッサリーを腟内に入れる治療法です。根治させる治療法ではなく、手術を希望されない方や、合併症などの理由で手術を受けるのが難しい患者様や、手術日まで待機される患者様に対して使用します。ペッサリーをつけた後は1〜3ヵ月に一度程度の頻度でお越しいただき、治療の効果や腟壁びらんなどの有無をチェックします。
ご自身で着脱ができるようになると、膣炎、出血などの合併症リスクが軽減され、快適に生活を送れるようになります。当院では専門の看護師による自己着脱指導をしております。

ペッサリー療法

膀胱炎

膀胱炎

膀胱内の炎症が原因で、膀胱の機能に異常が起こってしまう疾患です。ほとんどの場合、膀胱内に細菌が侵入して感染することがきっかけで発症します。
膀胱とは、尿を一時的に貯蔵しておく臓器です。一定の量の尿が貯まると、膀胱は収縮し、体外へ尿を出すように働きます。炎症でこの機能がうまく動かなくなることで、排尿痛や頻尿、尿が残った感覚(残尿感)など、様々な症状が起こります。
男性より女性に多くみられる疾患ですが、相談するのをためらってしまう女性は多く、医師に相談するのが遅くなってしまう方も少なくありません。
多くの膀胱炎は、薬物療法で短期間のうちに改善することができます。。少しでも自覚症状が現れましたら、迷わずに泌尿器科へ受診しましょう。

膀胱炎

尿失禁

尿失禁

くしゃみや咳などで膀胱が圧迫されて尿漏れする「腹圧性尿失禁」や、強い尿意が突然起こり、我慢できずに尿漏れしてしまう「切迫性尿失禁」などがあります。
女性は男性と比べて尿道が短く、妊娠・出産、加齢、体重増加などが原因で骨盤底がゆるみやすく尿失禁などのトラブルに悩まされます。治療法は、生活習慣の改善や薬物治療、骨盤底筋体操、手術など多岐にわたります。患者様にあった治療法を相談しながら提案致しますので気兼ねなくご相談ください。

尿失禁

過活動膀胱

過活動膀胱

過活動膀胱とは膀胱に尿が貯められなくなる状態で、
頻尿や夜間頻尿、尿意切迫感(急に激しい尿意を催し、トイレが我慢できなくなる状態)、切迫性尿失禁(急に強い尿意が現れ、トイレまで間に合わずに漏れしてしまう状態)などの症状があります。このような症状はQOL(quality of life:生活の質)を下げてしまいます。生活習慣の改善、骨盤底筋体操、薬物療法、ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法などで改善することが可能ですので一度ご相談ください

過活動膀胱

骨盤臓器脱・子宮脱

>骨盤臓器脱・子宮脱

膣から膀胱や子宮、直腸などが出てしまう疾患を「骨盤臓器脱」と呼びます。膀胱や子宮、直腸は骨盤底筋と言われる筋肉群や強靭な靭帯によって下がらないように支えられています。しかし、妊娠・出産、加齢、体重増加などで骨盤底にダメージが加わると、支える力が弱くなり臓器が下がってきます。

骨盤臓器脱は主に、膀胱瘤(ぼうこうりゅう)と子宮脱、直腸瘤(ちょくちょうりゅう)があります。症状には下腹部の違和感や膣に挟まった感じ、ピンポン玉のようなものが触れる、残尿感、頻尿、尿の出にくさ、便秘などがみられ、出血や痛みを伴うこともあります。治療には膣内装具(ペッサリーリング)や骨盤底サポーター、レーザー治療、軽症であれば骨盤底筋体操、レーザー治療があり、根治療法には手術療法があります。治療を受けることで、精神的・肉体的な負担が改善します。このような症状は人に言えずに一人で抱えてしまう方も多いため、気になる症状がありましたら是非ご相談ください。

骨盤臓器脱・子宮脱

女性更年期障害

女性更年期障害

30代後半になると、女性はエストロゲンの分泌量が徐々に減っていき、個人差はありますが50歳前後になると、閉経を迎えます。「更年期」とは、
閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間を指し、概ね45~55歳頃の約10年間をさします。
更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌量が減りはじめます。
身体はホルモンの変化についていけなくなり、あらゆる不調が現れます。
不調の内容・度合いは個人差があり、日常生活に支障をきたすほどの不調で悩んでいる場合を、「更年期障害」といいます。
不調の種類が多いことから、他の疾患が潜んでいるのにも関わらず、更年期障害だと勘違いして見逃されてしまうケースもあります。40~50代の女性で、他の疾患にかかっている可能性が低い場合は、更年期障害の可能性が高いです。まずは医師による鑑別が必要ですので、放置せずに病院へお越しください。
漢方薬やホルモン剤、プラセンタなどの治療で、症状が落ち着くことがあります。治療は患者様のご希望に合わせて検討していきます。

※当院では、抜け毛・薄毛の診療には対応しておりません。ただし育毛剤やサプリは販売しておりますので、ご希望の方はお声がけください。

女性更年期障害

更年期障害のプラセンタ

更年期障害のプラセンタ

プラセンタとは、お腹の中にいる赤ちゃんを育てる胎盤の成分です。胎盤には、赤ちゃんにとって必要な栄養素、様々な有効成分、活性物質が含まれています。「プラセンタ注射」とは、胎盤の成分を抽出したものを体内へ注入する治療法です。
基礎代謝が上がったり血行が良くなったりすることで全身の細胞が活性化されるため、更年期障害やPMSなどをはじめ、肩こりや冷え性、肌のシミ・シワ、肌荒れ、アトピー、花粉症などの改善にも期待できます。

更年期障害のプラセンタ

便秘

便秘

便が出にくくなる状態です。便秘が続くことで腸内環境が乱れ、「おならが臭い」「ガスが溜まって下腹部が膨らむ」「身体がだるい」「肌荒れや吹き出物ができる」「イライラする」などの症状も現れます。
老廃物である便を体内へため込むのはよくありません。
また、便秘は痔を引き起こすこともあるため、「年だから」「体質だから」と思わずに、一度医師に相談し、快便を目指しましょう。

便秘

泌尿器のガン フォロー

泌尿器のガン フォロー

泌尿器系のがんによっては、5年~10年のフォローアップ(長期間での経過観察)が必要な場合があります。当院では、、泌尿器科専門医が、確認。診察しております。
手術や放射線治療などが実施できる医療機関と連携し、丁寧なフォローアップを提供しております。気兼ねなくご相談ください。

泌尿器のガン フォロー

性感染症・性病検査

性感染症・性病検査

性感染症とは、性行為や口腔性交などを機に感染する疾患で、STD(Sexually Transmitted Diseases)やSTI(Sexually Transmitted Infections)などとも呼ばれています。
性感染症は色々あり、症状も性別によって異なります。
感染したままでいると、不妊や母子感染などのリスクが高くなります。そのためご自身だけでなくパートナーが感染していた場合は、パートナーにも適切な検査・治療を受けてもらうことが重要です。
当院では、患者様のプライバシーを最大限考慮した診療を徹底しております。どんなお悩みでも、遠慮せずにご相談ください。

性感染症・性病検査